◎FAの1つの顔、篠崎加代初ヒロイン作
夫より息子の若き肉体に
のめりこんだ義理の母・・・・
出演女優:篠崎加代 秋山礼子 辻真亜子(佐野智子)
主な男優:小沢 大島 森山 佐川
あらすじ>
夫が病死した加代は森山と再婚したが、
森山は酔うと凶暴になるアル中であった。
大島は森山の実父で司法試験受験生。
いたって真面目な大島は酔って佳代に
暴力をふるう森山と取っ組み合いに
なることもしばしば、加代の立場を
慮る毎日だった。
そんな森山がアル中リハビリに入院。
大島と加代は1つ屋根の下に。
ある夜、加代を心底慕っていた大島は
ついに一線を越えてしまう・・・・。
後半作「母と娘と男たち」
愛人小沢を家に引き入れてSEX三昧
の真亜子。娘のこうこうせい礼子は
雰囲気でわかっていた。
ある日、自宅に戻ると小沢が話しかけ
てきて、礼子は母へのあてつけも
あって小沢に抱かれてしまう。
評>
FAでは黎明期からこの200番台に
至るまで、義父娘間の関係の話は
腐るほどあったが、本作のような義母
息子間という関係をテーマとした話は
ほとんど見当たらない(FA-238
「ネコとタチIII」で大島が義母黒須と
ハマる例があるがメインテーマはレズ)。
この先こそどんどん出てくるのであるが
あまり取り上げられなかった理由と
して、まずリアリズムを標榜する
FAにとって、当時キャストの難しさが
あったろう。息子役として若い大島が
出てきたが母役にぴったりの女優が
いなかった。
そこにキラ星のごとく現れたのが
篠崎加代である。
彼女のデビュー作はFA-262
「義理の父II」で、やはりヒロイン
早坂リエの母役であった。
彼女に対しヘンリー監督は新しい
ジャンル確立を感じるものがあった
のだろう。ついに本作よりFA-288
「東京不倫妻物語」など、ヒロインと
しての登場が相次ぐことになる。
篠崎加代は薄幸なイメージとともに
肉体もすばらしく、FAの看板レイプ
シーンにも映え、遠藤由真引退後の
篠原五月、岡部まりこらとともに
「FA熟女の顔」として君臨する
ことになった。その出世作として
の本作は名作といっていいレベルの
しっとりした仕上がりである。
ぜひご覧になっていただきたい。
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再婚家庭の情欲地獄
義母と息子
FAプロ ヘンリー塚本監督作品 FA-276 60分 シネマK